セミナーの効果

世の中には色んなセミナーがあり、新卒向けのビジネスマンセミナーや技術系のスキルアップセミナーなんかはその分野の人たちにとっては非常にためになると思います。

ただ、マネージャー向けのオープンセミナーなんかは本当に意味があるのか疑問。

セミナーを受講させるということは、その人がマネジメントにおいて不足している点があるからであり、その不足していることを当人が本当に自覚しているのか、そもそも本当に必要なのか、という前提がないと、セミナーの内容自体を理解(ハラオチ)して行動に移そうというスタンスにはならないし、そもそもその程度のレベルの人にマネジメント研修が身になるとは到底思えない。

講師の言ってることは正しいはず、ただ、その正しいことを認識できるレベルにない人達に受講させたところで、ただの時間とお金の無駄。

そもそも代表者がセミナー内容も把握せずに社員にセミナーを受けさせることがほとんどで非常にナンセンスだし、講師が会社のベクトルに本当に合ってるのかは非常に疑問。

例えば、「褒めて伸ばす」ことを勧める講師の意見と本人や現場が真逆のマネジメントを行うスタイルだった場合、果たしてそれは意味があるのか。

答えがないものをセミナーで伝えることには限界があると思う。

私も数多くのセミナーを受講してきましたが正直全く記憶に残っておらず、そんなことよりも「個人面談で顧問の人に言われたこと」や「成功している有名企業の社長の言葉」のほうが、今でも記憶に残り体現してる。

社員何人かまとめてセミナーを受講させて教育してるフリをするのではなく、個々の課題やレベルに沿った教育法を実施していくほうが結果的に近道。

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